金融不安が拡大していることにより、リスクの低い金融商品へシフト
される動きが強まっているのですが、個人向け国債の場合は長期
金利の影響で利回りが低下しています。


このため、コレまでのような人気が得られない状況にあります。


今後、インフレ化リスクが低下し、個人向け国債の利回りが再び
上昇する局面が訪れることを願うばかりです。


そんな中、今回は個人向け国債の固定5年について、簡単では
ございますが、解説させて頂きたいと思います。



固定5年の特徴は購入時の金利が固定されている分りやすさで、
2006年に発行された2回債の利息が5年間に渡り受け取れます。



変動型と違って、あらかじめ受取り利息が計算出来る安心感は、
何といっても大きな魅力です。そして固定5年金利についてです
が、発行時の5年利付国債の金利から0.05%を引いた金利です。



購入時に提示された金利が確実に受け取れ、満期時には購入
金額が戻ってくる点は、定期預金と同じ感覚で利用出来ます。


しかも5年定期より金利が高いのがポイントです。


2006年度の全金融機関平均のスーパー定期5年(300万円未満
を預けた場合)の金利は0.29%で3倍以上の金利になります。


購入金額は、変動金利と同様に、1万円から1万円単位。


最高1000万円までという点も、変動10年と共通です。


ただし、固定5年の場合、購入後の2年間は換金ができません。


2年が過ぎれば中途換金は可能ですが、直近4回分、つまり2年分
相当の金利が手数料として引かれてしまいます。



変動10年でもご説明しましたが、受け取る利息からは税金が引か
れるにもかかわらず、支払う手数料は税引き前の金額です。


2年ちょっとでの換金では、元本割れとなってしまいます。


3年後に解約した場合、3年間の利回りは0.13%にしかなりません。


つまり、途中解約が可能とはいえ、基本的には5年間は確実に預け
ておけるお金で利用するのが正解です。


もし確実に5年間あずけておけるお金であれば、5年利付国債を
利用する方法もございます。


利付国債の金利は、固定5年より0.05%高く設定されます。


途中解約すると元本割れを起こす可能性がある利付き国債ですが、
満期まで保有すれば大丈夫です。


金利の高さで5年利付国債を選ぶのか、途中解約の可能性を考え
て個人向け国債固定5年を選ぶのか。


預けるお金の性格を考えて使い分ける必要がございます。


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